パソコン教室の現役講師が勧める　Word・Excelのテキスト

パソコン教室の現役講師です。

パソコンを習いたい！でも教室に通う時間がない！

特に子供が小さいお母さまや、
仕事が終わるのが遅い、休みが変則だったりするお忙しい方は、
勉強する時間に制限があったりして大変ですよね。

そんな方に、独学でもWord・Excelが学べる教材を紹介したいと思います。

独学なら、市販のテキストがおすすめ

ネットで検索しても解決できることもありますが、
テキストのほうが機能が整理されているし構成も統一されているので、わかりやすいと思います。
自分が良く使うソフトのテキストは買っておくと、いざというときに役立ちます。

しかし、本屋さんやAmazonなどでパソコンのテキストを調べると
山ほどあって、何を選べばいいのかわかりにくいと思います。

自分にあったテキストは？

テキストには、大きく

• 問題解決系
• 実践系

と分けることができます。

前者は、一つ一つの機能に対して解説があり、
「この機能がわからない」「こういったときにはどうしたらいいのか？」という単発的な疑問に
辞書のように、該当するページを開いて解決できるような、マニュアル的なテキストです。

これは、「ある程度操作はできるが部分的にわからないことがある」といった
中級レベルの方に向いています。

後者は、１から学ぶ方に向いているテキストです。
一つ一つの機能を覚えるために、その機能を使い作品を段階的に作り上げていくような構成です。

パソコンって、触ってナンボの世界で、
解説を見て理解したと思っても、いざ一から作ると作れなかったりします。

ですので、実際に作りながら、自分の手に機能を理解させる、という点では基礎力が付きます。
練習問題や課題もあったりするので、それもやっておくと実力がつきます。

初めての方や、もう一度ブラッシュアップしたい、といった方には、
後者の種類のほうがお勧めです。

このように、同じWordのテキストやExcelのテキストでも、
性質がありますので、自分の環境によって使い分けが必要になってきます。

現役パソコン講師が自信をもってお勧めできるテキスト

日経BP社　スクール標準教科書シリーズ
https://eb.store.nikkei.com/asp/ShowItemDetailStart.do?itemId=D2-00B23700B0

こちらのテキストは、
日経BP社から発売されているテキストで、Word・Excelがあり、
それぞれバージョンごとに3冊～5冊のシリーズ物になっています。

2010は3冊構成。
2013、2016は、5冊構成です。

全シリーズ買わなくてもよいかもしれませんが、
2010なら、１・２。
2013と2016なら、1・2・3までは基本的な操作になりますから、そこまでは習っておきたいところです。

テキストの値段は、1冊2,000円～3,000円前後と、市販のテキストの中では高めです。

パソコン教室の先生が執筆したテキスト

それでもこのテキストをすすめる最大の特徴としては、
著者が、パソコン教室の先生が執筆しているという点です。

それだけでは、さほど珍しくないのですが、
一斉授業形式の教室ではなく、個別指導形式の教室で使うことを目的にしているところが大きな違いです。

一斉指導形式と個別指導形式ではテキストが違う

実は、パソコンのテキストで一般的に多いのは、
多くの受講生を集めて、一斉に授業を行う、いわゆるセミナー形式の授業に対応しているものです。
わかりにくい部分は先生が解説するわけなので、
テキストは流れだけ把握できればいいので、それほど質にはこだわらなくていいんです。

セミナーでは、時間が決まっていますので、
受講生のスキル差によって時間差が出ることがないように、
実際に操作をさせる場面を少なくしていることが多いのです。

個別指導形式のパソコン教室では、
多くの生徒がそれぞれ別々の勉強をするわけですから、
質問が出ないような、わかりやすいテキストではないと授業が成立しません。

とはいっても、テキストだけを読んで理解するって難しいですよね。
なので、個別指導形式のテキストは、作る方の経験が重要です。

この点、このテキストは、 実際の個別指導形式に精通したパソコン教室の先生が執筆しているので、
質問も少なく、それでいて実力もつきやすいような工夫が施されています。

私も17年以上、パソコン教室で先生をやっていますが、
これほどの高性能なテキストに出会ったことはありませんでした。

他のテキストで挫折した方でも、メキメキ上達されています。
めっちゃお勧めです！

最後に

パソコンは繰り返し・繰り返しの操作が上達のコツです。

テキストを一通り学び終えて、しばらくしたら
もう一度一からやってみることをお勧めします。